SORACOMのSIMをスマートフォンで利用する

SORACOMのSIMカードスマートフォンに挿すことで、スマートフォンがSORACOMネットワークに接続することができます。そのスマートフォンとPCをテザリングすることで、PCもSORACOMネットワークに参加することができ、SORACOMサービスの疎通テストが簡単にできるようなります。

こちらの記事で紹介されている内容です。

デバイス実機が無くても SORACOM Beam や Funnel を用いたクラウド側の開発を進めていく方法

便利な利用方法だと思い、この方法を試した時の記録。

環境情報

設定

SORACOM SIMのアクティベーション処理が実施済であることを前提に、手順を記載しています。

スマートフォンSIMロック解除手続き

今回利用しているSORACOM SIM plan-D は、以下の条件があります。

サブスクリプションによって、利用できる回線が異なります。

・plan-D, plan-DUはSIMフリーもしくはNTTドコモ回線に対応したデバイスでご利用いただけます。

・plan-K, plan-KM1はKDDI回線に対応したデバイスでご利用いただけます。KDDI社の動作確認済み機器をご確認ください。

SIM を利用できるデバイスを用意

僕のスマホdocomoのものだったので、SIMロック解除は不要となりますが、その他キャリアの携帯を利用している場合、必要に応じてスマホSIMロック解除手続きを実施します。

各キャリアのSIMロック解除手続きは、各キャリアのサイトにて。

SORACOM SIMをスマホに挿す

スマホの電源を落とした後、現在利用しているSIMから、SORACOMのSIMに交換します。

スマートフォンに、SORACOM用APN設定を実施

APNとは、Access Point Nameのこと。 plan-D の場合は、以下のアクセスポイント名を設定します。

名前 APN ユーザ名 パスワード PDP Type 認証タイプ
(任意) soracom.io sora sora IP CHAP or PAP

アクセスポイント名(APN)の設定

APN設定方法は、各スマホOSの設定情報を参照。僕のandroidの場合、以下でAPNを追加できました。

1. 設定
2. モバイルネットワーク
3. アクセスポイント名
4. 上記のアクセスポイント情報を追加
5. 利用するアクセスポイントとして、4で作成したものを指定

正しく設定している場合、スマホからSORACOMネットワークを利用してInternetに接続可能となっています。接続確認のため、スマホwifi接続を停止して、適当なWEBサイトにブラウザでアクセスしてみます。

上手く行かない場合の、トラブルシューティングのサイト。

特定地域向け IoT SIM (旧日本向け Air SIM) SORACOM Air for セルラー トラブルシューティングガイド

PCとテザリング

スマホテザリング機能を有効にして、PCと連携を行います。

これにて、PCがSORACOMネットワークに接続できたので、SORACOMサービス向けに疎通テスト等が実施できます。