QuickSightで、URLクエリパラメータを渡して、ダッシュボードを遷移させる方法
QuickSightでもこんなことできるんだ、と思った機能。
TableauではURLアクション、Qlik SenseではApp Integration APIを利用したダッシュボードになるのでしょうか。ダッシュボード内のあるvisualをクリックした時、クリックしたグラフの情報をURLクエリパラーメータとして利用しつつ、ダッシュボードを遷移する機能って感じです。説明難しいですが。
サンプル
例えば、こんなダッシュボードのことです。
利用したデータ
タイタニック号の乗客情報一覧となる Titanic Passengers List
というデータを利用します。下記のサイトからダウンロードしてきたものです。
https://public.opendatasoft.com/explore/dataset/titanic-passengers/information/
データは、以下のカラムを持ったCSVファイルとなります。
collumn name | 日本語 |
---|---|
PassengerID | 乗客ID |
Survived | 生存結果 |
Pclass | 客室の等級 |
Name | 氏名 |
Sex | 性別 |
Age | 年齢 |
SibSp | 兄弟、配偶者の数 |
Parch | 両親、子供の数 |
Ticket | チケット番号 |
Fare | 料金 |
Cabin | 部屋番号 |
Embarked | 乗船した港(Cherbourg、Queenstown、Southampton) |
データはこんな感じです。
PassengerId;Survived;Pclass;Name;Sex;Age;SibSp;Parch;Ticket;Fare;Cabin;Embarked 343;No;2;Collander, Mr. Erik Gustaf;male;28.0;0;0;248740;13.0;;S 76;No;3;Moen, Mr. Sigurd Hansen;male;25.0;0;0;348123;7.65;F G73;S
ダッシュボード
以下のような2つのダッシュボードを用意しています。
客室等級比
客室等級別生存率
URLアクションしてみる
客室等級比の円グラフから、 客室等級別生存率:3
をクリックします。
そうすると、Pclassのフィルターに3等室と入力された、生存率のダッシュボードに画面遷移します。
こんな頭悪いダッシュボードの作り方は、普通しないと思いますが、機能の紹介ということで。。。
設定方法
公式での紹介ページ。
Amazon QuickSight 内のビジュアルにカスタムURLアクションを追加する
遷移元ダッシュボードの設定
遷移元ダッシュボード側で、対象visualの編集ボタンをクリック、 URL actions ...
を選択します。
以下のウィンドウが表示されるので、遷移先としたいURLとQuery Parameterを入力します。
Query Paramterの入力ルールは、以下となります。そうすると、選択した部分の指定filed値が、遷移先のダッシュボードのパラメータに渡されて、指定の値が入力された状態にてダッシュボードが表示されるようになります。
(FQDN)?p.パラメータ名=<<値を渡したいfield名>>
遷移先ダッシュボードの設定
ありません。
ので、この方法でサンプルで紹介したようなダッシュボードを作成できます。