OracleDBでサンプルDBの作り方

OracleDBで、サンプルとして利用できるデータベースの作り方について。サンプルとなるスキーマが用意されており、それを利用します。

環境情報

  • Oracle Database Enterprise Edition 12.2.0.1.0

用意されているサンプルスキーマについて

用意されているスキーマとして、以下のものがあります。

サンプル・スキーマの概要

スキーマのインストール方法

公式に手順が記載されているので、それを参考に作業していきます。

HRスキーマの手動インストール

インストール用のSQLファイルが $ORACLE_HOME/demo/schema/ に用意されているので、それを実行すればいいみたいです。

SYSDBA権限のSYSユーザでconnectします。

$ sqlplus sys/change_on_install as sysdba

インストール用のSQLファイルを実行します。いくつか項目で入力待ちが表示されるので、今回利用する値を入力します。

SQL> @?/demo/schema/human_resources/hr_main.sql

specify password for HR as parameter 1:
1に値を入力してください: Passw0rd

specify default tablespeace for HR as parameter 2:
2に値を入力してください: users

specify temporary tablespace for HR as parameter 3:
3に値を入力してください: temp

specify log path as parameter 4:
4に値を入力してください: /u01/app/oracle/product/12.2.0/db_1/demo/schema/log/

スクリプトが実行され、オブジェクトが作成されます。以下、確認。

SQL> select count(table_name) from dba_tables where owner = 'HR';

COUNT(TABLE_NAME)
-----------------
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同様のSQLファイルは、GitHub上にもアップロードされています。

Oracle Database Sample Schemas